
先週の日曜日に実家へ帰るといきなり母が「本に載ったよ」と満面の笑みで本を渡してきた。
「物干す手竿にはりつく余寒かな」
本を見ながら「よかったね〜」「すごいじゃん」と声を掛ける。
句を詠むことを趣味とする。すばらしき?俳人である。

母は、一昨年の12月両膝を手術してから辛いリハビリにも耐えて、
ようやく歩くことができるようになった。
山間部の寒い冬は、年配の方々にはとても辛いことでしょう。
きっと外のトイレも辛いのに・・・
お茶を飲みながら、そんな事を考えていると親戚から不幸の知らせ

父の顔が暗くなる・・・
高校までは怖くてしゃべるのも大変で、大きくみえた父から
思いがけない一言。
「うちらも、いつ世話にならなあかんかわからんな。」
とっさに「10畳分くらい少しだけ家を増築して、
動けなくなる前に迎えに行くから。」
あと2年で下の子も高校を卒業。
楽ではないが、今しかできないことを頑張りたい。
あとで後悔しても、こればかりは悔やみきれないこと。
暖かい春はもすぐそこまできています。
